今更説明を書くストリートファイター4の辻式

SF4には先行入力が無いので、通常技A→通常技Bのコンボは基本的には 通常技Aのモーションが終了した瞬間に次の通常技Bを入力しないといけません。 通常技Aのヒット時の有利フレーム - 通常技Bの発生フレーム = コンボ難易度 となります。(難易度は低いほど難しい)。 0フレーム目押しとよばれるものはそのまんま、コンボ難易度の値が0のものを指します。 ストリートファイターは秒間60フレームのゲームなので、 通常技Aのモーションが終わった直後の約0.016秒のタイミングで ボタンを押す操作をしないといけません。 異常に難しいです。 1フレームの目押しでも結構たいへんです。 連打して入力しようにも 通常、ボタンを押すという行為はボタンを一回押していない状態に戻す必要があり、 入力に穴が開いてしまいます。 そもそも、連打スピードはそんなに早くできないので正確に入力できません。 (猶予1Fなら秒間30発連射の連射機を使えば必ず繋がるけど、ネット対戦の通信量が増えて重くなるので禁忌です。) しかし、辻式を使うとボタンを離すことなくもう一回ボタンを押すという とんでもないことができるのです。 リュウのしゃがみ中P -> しゃがみ大K の場合、 1発目のしゃがみ中Pは普通に押して、 しゃがみ中Pの終わる瞬間に次の入力をします。 1フレーム目:大K 2フレーム目:大K+弱P つまり、 大Kをまず押して、 大Kおしっぱにしつつ弱Pを追加で押して同時押しを成立させるのです。 すると1フレーム目はただの大Kを出す入力と認識され、 2フレーム目は大Kと弱Pの同時押しなので技優先順位として大Kを出す入力として認識されます。 1フレーム目も2フレーム目の入力も大Kを出す入力になっているので 見事2フレーム連続で同じボタンを押す(同じ技を出す)という目的を達成できています。 早めに入力するように心がけるとこの技の効果が発揮され安定します。 この1フレームのずらし押しもそこそこ難しいのですが、失敗してもリスクがないのでやり得というわけです。 1フレーム目:大K 2フレーム目:大K+弱P 3フレーム目:大K+中K+弱P みたいにやればさらに安定するかも…とみせかけて、 1回のボタン押しで有効になるのは2フレームまでになっているようです。 やろうとしても、 1フレーム目:大K 2フレーム目:大K+弱P 3フレーム目:中K という感じの入力になるようです。 ただ、この入力だと失敗して中Kが出たとしてもしゃがみ中Pからはコンボとして成立しているのでかなりお得です。 技の優先順には Back < 弱P < 弱K < 中P < 中K < 大P < 大K < 必殺技 < SC < UC < 投げ < セービング < レッドセービング みたいな感じになってると思います。 BackはBackボタンです。ゲームで使用しないボタンですが同時押し処理に使われているようです Backボタンは押しにくいパッドが多いのでいいアケコンじゃないと使いモンになりません…。 トレーニングモードで 2フレーム目:大K+中K 1フレーム目:大K っていう形にキーディスプレイが表示されればうまくできているみたいです。 パッドだったらLボタンに弱パンチを設定すると弱パンチ以外は辻式入力できます。 LボタンにBackボタンをつけられる方向キーが縦横斜め均等な力で入力できる6ボタンパッド作ってください…。 ちなみに、バックボタンで辻入力をした場合は 2フレーム目:大K 1フレーム目:大K みたいな感じで1回しかおしてないのにキーディスプレイにはボタンが2つ表示されます。 また、辻式はコンボ以外にも最速入力を求められる時にも有効です。 起き上がり最速で投げを出すなら 1フレーム目:弱P + 弱K 2フレーム目:弱P + 弱K + 中P とかで1フレーム入力猶予を増やせそうですね。 リュウで画面中央時、密着でしゃがみ弱K->灼熱->滅波動のコンボとかでも重要です。 このコンボは滅波動を最速近くで出さないとつながらない。 この時滅を 1フレーム目:弱P + 中P + 大P 2フレーム目:弱P + 中P + 大P + 大K で出すことで最速で出せる確率が結構上がります。(大KよりUCのほうが優先度が高いので) パッドの場合はRボタンに3つ同時押しを設定して、 Rと大Kのずらし同時押しにするだけなんで簡単ですね。 滅波動を撃つ場面でキックとかが漏れている人がいたら、辻式を失敗しているんじゃなかろうか。 ※リュウの弱Pなどは連打キャンセル可能という特性を持った技なので、  弱P->弱P というコンボに目押しは必要ありません。  連打キャンセル可能とは  同じ技を同じ技でキャンセルできるという性質です。  しゃがみ中Kを波動拳でキャンセルできるのと同列に、  特例として弱Pを弱Pでキャンセルできるということです。
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